今回ご紹介するのは不動産関連のシステムで、既存の管理ツールと連携をするという案件でのお話です。
このお客様は私たちがお世話になるずっと前から不動産管理のためのシステムを導入しており、そのシステムを利用して様々な業務をこなされていました。しかしながら、パソコンにインストールして使うタイプのソフトで、お客様とのメッセージのやりとりはメールで行うという形でした。それでも十分といえば十分なのですが、専用のチャット風メッセージングサービスを求めていました。
そんな不動産系のお客様からのご依頼について、概要をご紹介します。
既存システムとの連携について
メッセージングサービスを作れば良いというだけでしたら、簡単ですし、それこそメールでよいという話になります。しかしながら、このメッセージングサービスを会社の一つのウリにしようと考えていた様子で、そこで便利機能を追加するという流れになりました。
既存システムには業務系の情報が入っています。これはパソコンにデータベース(SQLサーバ)を入れ、そこに情報を貯めるという仕組みでした。そこで、そのデータベースから1日1回の処理で必要情報を抜き取ります。そのデータをサーバ側に自動で転送し、それらを活用してメッセージングサービスに細かい情報を付与するというものでした。
結果的にデータベースからデータを参照するため、既存システムに影響を与えることなく別サーバでデータ参照が可能になり、今まで使っているシステム(アプリ?)にも影響を出すことこなく終わらせることが出来ました。
今回のポイント
本案件のポイントとしては、他社のシステムからでも正しい権限と、その許可があれば、我々にシステムにデータを取り込むことは可能という点です。
今あるシステムは使い続けたい。
でも、今あるシステムに情報を付与した形の別システムもほしい。
こんな場合には最適な方法であると思います。