お客様のお仕事内容は、いわゆる一般的な美容院さんです。ただ、名古屋栄のかなりいい場所にお店を数店舗構えているお店で、集客にも力を入れていました。そして特徴的なのがオーナー様がご自身で画像加工ができるという特徴があります。カットモデルさんをご自身で撮影して、ご自身でいい感じに加工できます。
そこで、オーナー様が準備した画像をFront、Back、Sideという3種類の画像をアップできるようにするというものです。
コンテンツ制作(画像加工)ができるとサイトがにぎわいます
画像加工が得意なオーナー。弊社がお話を伺ったときにもかなりの数の画像を扱っていました。そして、なかなかのクオリティ。さすがにプロとのレベルの違いこそあれ「いろんなパターンのヘアスタイルを見てみたい!」という女性は多くいるようで、そこまで細かいディテールにこだわるよりも、よりたくさんのヘアスタイルがアップされていて、いろいろと見比べられることが重要とのことでした。納得のご意見です。
「自身でサイト育てる」という感覚が素晴らしい
ホームページ制作など、たまにやらせてもらうのですが、自分のサイトのコンテンツを自分で揃えようとしない方が中には見えます。依頼主がコンテンツを追加していかないことによって何が起こるかを理解していてくれれば何も言うことはないのですが、中にはコンテンツは追加しないけど、サイトからの問い合わせは欲しい。という方がいます。。正直、どの業者でやっても難しいのではないでしょうか。
ここのオーナーさんは違いました。他社の美容院のサイトも細かく研究しており、画像の他にスタイリストからの一言や、スタイルの特徴などなど、文字情報として必要な項目もしっかりリストにしてくれました。
そして、サイト完成後にも「この位置に全スタイルへのリンクが欲しい」「このページには前画面に戻るリンクが欲しい」というように、細かい指示がありました。我々制作者はついつい自分達の使い勝手でリンクの位置やメニューなどを考えてしまいます。そしてエンジニアにはデータ的な美しさを追求する自己満なところがありますf^^; このオーナーさんの言う通りに作り(それが仕事ですので当然ですが)、できたものを我々もテストしながら「使いやすい。。」と感じました。
このシステムの特徴とは
あまりにこのオーナーさんが素晴らしかったのでついついそちらに話が偏ってしまいましたf^^;
このシステムの特徴を揚げたいと思います(と言っても何となく書いてきましたが)。まずは画像を好きなだけアップロードできます。画像は準備してもらうことが前提となりますが、画像の入れ替えや削除などは当然自由にできます。
ヘアスタイルのジャンルはたいてい特定のジャンルが揃っていれば十分。ということでしたので、指定のジャンルを準備し、スタイルを登録する際には登録されたジャンルから選択して登録します。後は、テキストの情報としては担当したスタイリスト名や、スタイルの特徴などを記載します。このスタイルがたくさんあることでお客さんが見たときに飽きず「他のスタイルはいいのないかな?」という感じで見ることができます。
システム構成はというと
今回はホームページに追加機能という感じでしたので、wordpressをベースとして利用しました。そこにテーマから作り込みを行いました。ヘアスタイル登録の部分では専用プラグインを作成し、ダッシュボードから画像を登録してもらうようにしました。画像登録はwordpressのメディア機能を利用しました。
コンテンツ is キング
「Contents is King」なんて言葉はありますが、サイトにとってこれは真実ではないでしょうか。今回のようにアップロードする側にやる気があれば、時間はかかったとしても検索順位を上げるということは可能になるのではないかと思っています。
まとめ
今回のシステムは、システムというよりもホームページ+αという感じでした。しかしながら、コンテンツの大切さと、それらの見せ方なども、コンテンツを活かすための重要な要素であると感じました。